『茄子 アンダルシアの夏』

何だか久しぶりに、何も予定がないお休みでした。
いや、予定はないこともなかったのですが、ちょっとした家庭の事情で
家を空けることができなくなったので、出かけられなかったのですが。
またその理由が、母とばあちゃんが親類の法事に行くことになって、
まだごん太くんだけでは置いておけないから留守番しろというもの。
成人男子を家に引き止める理由としてはどうかと思いますけどね(笑)。

ともあれ、せっかくできたエアポケットですから、
ゆっくりAVルームにこもろうと思っていたのですが、
床に積んだままになっていたアルバムなどを片づけ始めたのが運の尽き。
そのまま片づけをし、食事を作り、阪神の情けない試合を見たりしているうちに、
気がついたらすっかり夜になってしまっていました。またこのパターンか(^^;。

でもまあ、それも悔しいので、短編映画を一本だけ見ることに。
作品は、2003年に公開されたアニメ作品『茄子 アンダルシアの夏』。
黒田硫黄さんの原作を元に、故郷への複雑な想いを抱えつつ、
生まれ育った街を走る自転車のレースに参加した青年の姿を描きます。

5年前に一度見た作品なのですが、個人的にはやはり結構好きですね。
特に、主人公ぺぺの「プロってのは、仕事以上のことをやっちまうやつだ」
「そうでなくちゃ、生まれた土地から出て行けないだろ!」
というモノローグは、
5年前よりも心に刺さりました。何か今の自分に引っかかるのかな?(笑)

ジブリ絵には飽きてきたなぁとか、CGが多すぎるなぁとか、
当時から感じていたマイナス点は今回も受け入れられませんでしたが、
中でも一番の「あれれ?」は、やはり筧利夫と小池栄子のキャスティング。
「本職の声優でないから」というわけではなくて、
声に個性が感じられないので、キャラクターとしてはもちろん
有名人キャスティングとしてもうまく機能したようには思えません。
せめて、もうちょっと「声」で聴かせられる人を配してほしかったなぁ、やっぱり。
当時は気がついてませんでしたが、ぺぺの大泉洋はなかなかいい感じでしたw。

今回この日記を書くために、ネットで資料を探していて、
実はこの作品には、DVDでだけで公開された続編があったことを知りました。
どうも評判は微妙みたいですが、ちょっと見てみたいようなw。

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