朗読表現者・空間ベクトール『カラシニコフ不倫海峡』

今日は夜の授業だけだったので、朝のうちはちょっとゆっくり。
学校へ行く前に、今年色々お世話になっている
朗読家のMihiromyさんが主催されている
朗読表現者・空間ベクトールさんの公演、
『カラシニコフ不倫海峡』を観に行ってきました。

『カラシニコフ不倫海峡』は、ふとしたことから禁断の愛の渦に
飲み込まれていく男と女の姿を、
手紙やメールのやりとりの形でつづった物語です。

舞台には朗読者の男女ひとりずつとピアノ奏者。
やや早口で淡々と語られる物語。
しかしそこに現れる謎・情愛・サスペンス・エロティシズム・
笑いなど、様々なエピソードに引きこまれ、
2時間の長さを感じない、静かで熱いひと時でした。

個人的に印象に残ったのは、全体に深刻な雰囲気の中、
ところどころに突然挟まれる「笑い」の要素。
不思議と言えば不思議なのですが、緊迫感や不信感に
さらされる中、ふとそういう「外れた」ことを考えてしまう
キャラクターたちの人間くささに、何だか納得してしまいました。

マンガタリの本公演と同じLudoさんでの開催だったので、
終演後ルドさんとお話をしていて、
「マンガタリでは長い物語は演らないんですか?」
という質問をいただいたんですけど、演ってみたい作品はあります。
もう企画も出てますので、近いうちに実現したいなぁ~。

《今日の日めくりっぷは、追ってアップします》

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