怒濤と感謝の東京『身毒丸』!(´;ω;`)

台風が通り過ぎ、いいお天気になった『身毒丸』本番の朝!

山陽新幹線は朝から通常通りの運行でしたが、
東海道新幹線は静岡県内の停電などの影響で運転見合わせ中。
最悪の場合飛行機で…とも思いましたが、みんな考えることは同じで、
会場入りに間に合うような時間の便はもうすべて満席でした。
少しずつ運行開始区間が伸びていることに望みを託し、
予約していた新幹線で東京に向けて出発しました。

ドキドキしつつ乗ってたんですが、なんと、遅れはわずか7分。
ほぼ定刻で品川駅に降りたつことができました!(@@)
昨夜から今朝にかけて、どれだけの方々のがんばりがあったことでしょう。
回復に尽力して下さった方々に頭が下がる思いです(´;ω;`)。

前乗り&新幹線移動の共演者さんたちと無事合流し、
会場である南青山マンダラさんにも時間通り到着。
会場のスタッフさんと、今回、同時上演作品でご一緒する
青山郁彦さんにごあいさつし、後は車移動チームの到着を待つだけ。
ところが…台風通過後の道路を車移動するチームは、
想像をはるかに超える困難に遭遇していました。

通行止め、停電や断水で商品もなくトイレも使えないコンビニやSA、
同じく東京方面へ向かう車による大渋滞…。
深夜1時や2時に関西を出発したにもかかわらず、
まず朗読チームの車が会場に到着したのが16時半すぎでした。

ダンサーチームはまだ到着しません。
衣装、小道具、音響機器など、多くの部分が手元にないまま、
朗読チームだけでできる限りの打ち合わせとリハーサルをし、
もしもの、最悪の場合のことも考えつつ、みんなで祈りつつ待ちました。

非情にも刻々と時は過ぎ、とうとう開演時間を迎えましたが、
ダンサーチームの車はまだ姿を現しません。
先に一人芝居を上演される青山さんが口上でつないで下さり、
青山さんの舞台の幕が上がり、終わり、休憩時間になってもまだ。
もうこれは覚悟を決めるしかないか…と誰もが思ったそのとき、
「間もなく着きます」の報、そして駆け込んでこられた方々!
開演時間が押しこそしたものの、間に合いました!

僕らは先に袖にスタンバイ。
音楽が流れ、冒頭部分の朗読が始まって…というまさにそのとき、
絶妙のタイミングで入ってこられた皆さんの姿を見て、感慨無量!
まだ幕は開いたばかりだというのに、涙が出そうになりました。
何とか、全員が揃って幕が上がり、全員で演りきることができました!
ずっと車を走らせて来られた皆さま、本当にお疲れさまでした。
ご来場下さった皆さま、支えて下さった会場の皆さま、
本当に本当にありがとうございました! 感謝でいっぱいです!

公演が終わり、興奮や安堵に包まれたのもつかの間、
時間はもう23時過ぎ。あまり語り合うことすらできないうちに、
当日とんぼ返りで帰阪するメンバーは出発し、
残った僕らも順次解散しました。何ともスペクタクルな一日でした。

そしてさっきたどり着いたホテル…。
お値段だけで何も考えずに取ったんですが、
偶然、マンガタリTOKYOで使っていた稽古場の近くでした(^^;。
図らずも、今夜はふたつの思い出に浸りつつ過ごすことになりました。

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