どちらも間違いではないならば…

ホテルに着いた後、打ち上げ気分でひとりカンパイ。
いつの間にか眠ってしまっていたんですけど、
途中気がついて、ベッドにちゃんと入って寝直しました。

チェックアウトして新幹線に乗って帰阪。
大阪の街を歩いていると、大きな荷物こそ持ってますけど、
ほんの3時間ほど前まで東京にいたなんて嘘みたい。
東京も近くなったもんだなぁと感じました。
まあ、お値段的にはまだまだ近くないんですけどね(^^;。

午後からはお仕事。
ナレーションを一通り収録して一段落ついたところで、
ひとつ疑問が持ち上がり、確認のため作業がしばしストップしました。

疑問の的は、「超○○」「抗○○」「耐○○」などの接頭辞がついた、
単独では辞書に載らないような複合語のイントネーション。
全体で1つのワードにするのか、接頭辞で一区切りするのか…。

ひとつの単語なので、ことばの扱いとしてはワンワードにするのが
いいのではないかと個人的には思っていたのですが、
区切っての言い方も普通に流通していますし、そう言うこともあります。
正しいのはどちらなのか、基準は何なのか、いつも迷うところです。

で。
ことばの扱いに対しての判断を現場であおいだところ、
専門的な部署から「確たる基準はないが、人口に膾炙していない語
(あまりなじみのない語)の場合は区切る形をとった方が
ナレーションの目的としてはいいのでは」との見解が示されました。

つまり、確たる基準がないのであれば、
「聴く人に優しい方」を選ぶという考え方ですね。
なるほど…と思いました。腑に落ちた感じがしました。

ことばは人と人とがわかりあうための道具。
だからこそ変わることもあるし、変わってはいかんところもある。
難しいものだよなぁと、改めて実感しました(^^;。

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